労災保険

2017/06/18

ビッグデータから読み解くリフォーム業界・工事の現状

ビッグデータから読み解くリフォーム業界・工事の現状

今回はリフォーム統計(国土交通省の統計調査資料)を参考にデータの見方について考えてみたいと思います。
リフォームというと、古くなって使用が困難になったり、新しいライフスタイルへの変更に伴って行う場合が多くなっています。近年では少子高齢化に伴い、家に居住・家を管理する人がいなくなり、居住場所だけでなく、宿泊施設等の新しい使途を目的として行われる場合が増えてきています。
日本は少子高齢化の急速な進行による人口の一極集中(特に東京等の都心部)が進み、地方では将来の消滅危険都市が急増しています。人口が減少した市町村では住民による納税額が確保できず、水道高熱や道路・情報通信等の住民へのインフラサービスが滞ってしまう自体にもなっています。最近では各市町村が地域の特産品や居住へのメリットを打ち出し、「ふるさと納税」等と連携して観光訪問者だけでなく移住者の獲得に積極的になっています。
私は以前に東京の文京区で空き家問題について取り組んだことがありますが、地域の過疎化に伴い、全国的に空き家の問題も発生しており、所有者との交渉・修繕費用の算出・産業として発展させるためのアイデアや人材不足のため解決には課題が山積している状態です。 話を戻すと、リフォーム統計を見る際に情報源として良いのが、国土交通省の統計調査です。国土交通省ではリフォーム・リニューアル工事の市場規模及び動向の把握を目的として、平成20年度より調査を行い、結果を公表しています。
紹介する統計情報は、リフォーム・リニューアル工事について、建設業許可業者5000社に対して調査を行い、結果を公表しています。(現在最新の情報は28年度上半期)
公表情報により、今後の需要予測や過去のデータと比較することも可能になります。
官公庁の公表データはビックデータと言われているもので、その情報を見るだけも現状の把握として十分に活用が出来ますが、データや数値は他の年度や他の業種と比較することで、統計的な分析が可能になります。
(専門的に統計解析をする場合は、更に相関関係や回帰分析がありますが、ここでは比較のみにします。)
特に過去3から5年のデータを比較し、平均値等を求めることで、絞り込む精度も向上していきます。
また、参考までに経済産業省が作成している、全国の人口や人口統計・推移の状況の他、産業の状態まで把握することのできる、地域経済分析システムの「RESAS・リーサス」というサイトがあり、人口の将来予測等の興味深いデータも見ることが出来ますので参考にしてみてください。(ブラウザはSafariでなく、chromeが対応可能となっています。)
https://resas.go.jp/#/13/13101

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