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2017/06/04

建設・建築業界必読!他業界のマーケティング手法の活かし方

建設・建築業界必読!他業界のマーケティング手法の活かし方

前回の手法に続いて、マーケティングを進めていく上でのポイントについて考えてみたいと思います。
それは前回の中で記している4P、Product「何を」Price「いくらで」Place「どこで」Promotion「どのようにして」という4つの要素です。
これらは単体ではなく、組み合わせることにより効果を発揮します。組み合わせによる手法なのでマーケティングミックスと言われます。
実際の事例を紹介します。
流通網型
資金やブランド力のある企業がさらなる競合との差別化を図るために実施する戦略のひとつで、自社の商品を扱ってくれる流通業者や販売業者を増やし、消費者との接触機会を競合に比べて増加させます。
たとえば日本コカ・コーラ社は日本全国に自動販売機を設置するという圧倒的な流通網を構築してきました。この圧倒的な自動販売機網が揺るぎない清涼飲料水業界ナンバーワンの地位確保の一因ともなっています。
価格型
マーケットに圧倒的なトップブランドが存在する場合に2番手以下が採用する戦略のうちのひとつで、トップブランドと同等レベルの製品を開発し、価格に割安感を持たせることで消費者にアピールしマーケットシェア向上を図ります。
価格強調型マーケティングミックスでは、コスト削減の観点からテレビコマーシャルなど派手なプロモーション活動は行わず、店頭で競合商品と同じスペースに陳列し、見込み客が価格を比較検討して購入に至ることを期待します。
プロモーション型
商品やサービスの差別化が難しい場合に採用されるマーケティング戦略のひとつです。
商品での差別化が難しいので、有名タレントをコマーシャルに起用してイメージ的な差別化を図ったり、応募シールを集めると豪華賞品が当たるという懸賞企画などで消費者を魅了します。
たとえば缶コーヒーなどはこのタイプのマーケティングが実施されます。缶コーヒーはブルーマウンテンやモカなどのコーヒー豆の種類、ブラックや加糖などの味の種類の違いこそあれメーカー間で差別化をすることが難しい商品です。このような状況で、自社の商品を選んでもらうためには有名タレントを起用して消費者にそのブランド名を植え付けたり、ポイントシールを貯めることにより豪華商品が当たるという特典を付与したりする必要があります。
様々な手法の特性を把握し、自身に最も適合した手法を試してみましょう。
マーケティングは「これをやれば間違いない」というものは存在せず、PDCA(計画・実行・評価・改善)の繰り返しを行うことで分析の精度が高まります。

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